Difference between revisions of "Agilent 1600CEシステム"
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* eDAQ C4Dは Agilent CE の検出器として、飲用水の無機イオンの分析に使われています。[http://dx.doi.org/10.1080/10826076.2013.825862 DOI: 10.1080/10826076.2013.825862] | * eDAQ C4Dは Agilent CE の検出器として、飲用水の無機イオンの分析に使われています。[http://dx.doi.org/10.1080/10826076.2013.825862 DOI: 10.1080/10826076.2013.825862] | ||
− | ** C4D | + | ** C4D ではアニオンとカチオンが同時に検出できます。この場合はキャピラリーの両端からサンプルをインジェクションし、キャピラリーの流路が適切なポジションになるようにC4D ヘッドステージにセットします。 |
** C4D 検出法は従来の光学系の検出法に比べて大変フレキシブルで、それを補う新しい測定法です。分離幅がC4D ヘッドステージに通したキャピラリーチューブのポジションによって調整できますので、最適な分離効果が得られる条件を確認できます。 | ** C4D 検出法は従来の光学系の検出法に比べて大変フレキシブルで、それを補う新しい測定法です。分離幅がC4D ヘッドステージに通したキャピラリーチューブのポジションによって調整できますので、最適な分離効果が得られる条件を確認できます。 | ||
** 想定される検出限界(0.07 – 2 ppm) と定量限界(0.3 – 7 ppm) は間接UV検出法に比べても同等以上で、多くの測定するイオンで広い直線性 (~ 120 ppm)を示します。 | ** 想定される検出限界(0.07 – 2 ppm) と定量限界(0.3 – 7 ppm) は間接UV検出法に比べても同等以上で、多くの測定するイオンで広い直線性 (~ 120 ppm)を示します。 | ||
* 医薬品の調剤におけるアテノロールやアミロイドの分析には Agilent CE に検出器としてeDAQ C4D を組み込んで測定されています。直線性、再現性、精度に優れたCE-C4D 測定法が、この分野の分析機能を向上させます。[http://dx.doi.org/10.1002/bmc.1390 DOI: 10.1002/bmc.1390] | * 医薬品の調剤におけるアテノロールやアミロイドの分析には Agilent CE に検出器としてeDAQ C4D を組み込んで測定されています。直線性、再現性、精度に優れたCE-C4D 測定法が、この分野の分析機能を向上させます。[http://dx.doi.org/10.1002/bmc.1390 DOI: 10.1002/bmc.1390] | ||
* オクタデク-9-エン酸のシス/トランス異性体や長鎖脂肪酸の分析がAgilent CE と eDAQ C4D を使って行われています。 この方法はマーガリンの脂肪酸を測定するのに利用されています。ここでは The proposed method offers distinct advantages over the GC や HPLC で測定するのに比べ優れた利点が指摘され、特に測定がシンプル(誘導体化の必要がない) で高感度であるとの報告があります。 [http://dx.doi.org/10.1016/j.chroma.2013.03.014 DOI: 10.1016/j.chroma.2013.03.014] | * オクタデク-9-エン酸のシス/トランス異性体や長鎖脂肪酸の分析がAgilent CE と eDAQ C4D を使って行われています。 この方法はマーガリンの脂肪酸を測定するのに利用されています。ここでは The proposed method offers distinct advantages over the GC や HPLC で測定するのに比べ優れた利点が指摘され、特に測定がシンプル(誘導体化の必要がない) で高感度であるとの報告があります。 [http://dx.doi.org/10.1016/j.chroma.2013.03.014 DOI: 10.1016/j.chroma.2013.03.014] |
Revision as of 16:53, 19 February 2014
このアプリケーションノートでは、Agilent 1600 CE装置にeDAQ C4D システムを接続する方法を紹介します。
Contents
はじめに
eDAQ C4D システムはAgilent 1600 CE装置に接続することができます。
C4D ハードウェアユニットをAgilent検出器に接続する
Agilent 検出器でアナログ出力を持っている機種があります。これにC4D ハードウェアを接続すれば、C4D 及びAgilent検出器からのシグナルを eDAQの PowerChrom ソフトウェア でディスプレイすることができます。
ChemStationでC4Dシグナルを記録する
Agilent社のChemStation ソフトウェアを使ってC4Dシグナルを記録する場合は、 ER815 C4D 検出器 のアナログ出力を使います。Agilentの1600 CE にはアナログ入力が無いので、 C4Dのような他の検出器と接続する場合は Agilent 35900E データ収録インターフェースが必要です。
Agilent CEカートリッジにC4Dヘッドステージを取り付ける
ET120 C4D ヘッドステージ をAgilent CE カートリッジに取り付けるのは簡単です。C4Dヘッドステージ側面のチャネルポートにキャピラリーを通し、所定の位置に固定するだけです。
ただしC4D ヘッドステージとフラットケーブルはキャピラリーから1cm以上は離し、ケーブルはループにしてカートリッジの中に納めてください。これはアースしたヘッドステージやケーブルを介して短絡する高電圧による影響をキャピラリーに与えない為です。
同時にC4D 検出器がアースされているのを確認してください。検出器の電源は電源タップからでは無く、必ず壁内に設置したコンセントから直につないでください。
引用
- eDAQ C4Dは Agilent CE の検出器として、飲用水の無機イオンの分析に使われています。DOI: 10.1080/10826076.2013.825862
- C4D ではアニオンとカチオンが同時に検出できます。この場合はキャピラリーの両端からサンプルをインジェクションし、キャピラリーの流路が適切なポジションになるようにC4D ヘッドステージにセットします。
- C4D 検出法は従来の光学系の検出法に比べて大変フレキシブルで、それを補う新しい測定法です。分離幅がC4D ヘッドステージに通したキャピラリーチューブのポジションによって調整できますので、最適な分離効果が得られる条件を確認できます。
- 想定される検出限界(0.07 – 2 ppm) と定量限界(0.3 – 7 ppm) は間接UV検出法に比べても同等以上で、多くの測定するイオンで広い直線性 (~ 120 ppm)を示します。
- 医薬品の調剤におけるアテノロールやアミロイドの分析には Agilent CE に検出器としてeDAQ C4D を組み込んで測定されています。直線性、再現性、精度に優れたCE-C4D 測定法が、この分野の分析機能を向上させます。DOI: 10.1002/bmc.1390
- オクタデク-9-エン酸のシス/トランス異性体や長鎖脂肪酸の分析がAgilent CE と eDAQ C4D を使って行われています。 この方法はマーガリンの脂肪酸を測定するのに利用されています。ここでは The proposed method offers distinct advantages over the GC や HPLC で測定するのに比べ優れた利点が指摘され、特に測定がシンプル(誘導体化の必要がない) で高感度であるとの報告があります。 DOI: 10.1016/j.chroma.2013.03.014