Difference between revisions of "Agilent 1600CEシステム"

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(→‎Agilent CEカートリッジにC4Dヘッドステージを据え付ける)
 
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[[File:DSC03226-1.JPG|300px|thumb|right|eDAQ C4D システムを Agilent 1600 CE　に接続する　]]
 
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'' このアプリケーションノートではeDAQ C4D システムをAgilent 1600 CE装置に接続する方法を説明します。''
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'' このアプリケーションノートでは、Agilent 1600 CE にeDAQ C4D システムを接続する方法を紹介します。''
  
 
== はじめに ==
 
== はじめに ==
 
eDAQ C4D システムはAgilent 1600 CE装置に接続することができます。
 
eDAQ C4D システムはAgilent 1600 CE装置に接続することができます。
  
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== C4D ハードウェアユニットにAgilent検出器を接続する==
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== C4D ハードウェアユニットをAgilent検出器に接続する==
 
Agilent 検出器でアナログ出力を持っている機種があります。これにC4D ハードウェアを接続すれば、C4D 及びAgilent検出器からのシグナルを eDAQの [http://www.edaq.com/ES280 PowerChrom ソフトウェア] でディスプレイすることができます。
 
Agilent 検出器でアナログ出力を持っている機種があります。これにC4D ハードウェアを接続すれば、C4D 及びAgilent検出器からのシグナルを eDAQの [http://www.edaq.com/ES280 PowerChrom ソフトウェア] でディスプレイすることができます。
  
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Agilent社のChemStation ソフトウェアを使ってC4Dシグナルを記録する場合は、 [http://www.edaq.com/ER815 ER815 C4D 検出器] のアナログ出力を使います。Agilentの1600 CE にはアナログ入力が無いので、 C4Dのような他の検出器と接続する場合は Agilent 35900E データ収録インターフェースが必要です。
 
Agilent社のChemStation ソフトウェアを使ってC4Dシグナルを記録する場合は、 [http://www.edaq.com/ER815 ER815 C4D 検出器] のアナログ出力を使います。Agilentの1600 CE にはアナログ入力が無いので、 C4Dのような他の検出器と接続する場合は Agilent 35900E データ収録インターフェースが必要です。
  
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[[File:DSC04514.jpg|300px|thumb|right|The C4D headstage in the Agilent cartridge. The round, silver UV detector cell can also be seen.]]
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[[File:DSC04514.jpg|300px|thumb|Agilent CEカートリッジに取り付けたC4Dヘッドステージ、円形で銀のUV 検出器のセルも確認できます。]]
  
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== Agilent CEカートリッジにC4Dヘッドステージを据え付ける ==
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== Agilent CEカートリッジにC4Dヘッドステージを取り付ける ==
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[http://www.edaq.com/ET120 ET120 C4D ヘッドステージ] は簡単にAgilent CE カートリッジの中に据え付けることができます。 Simply thread the capillary through the channel in the side of the C4D headstage and fix in place.
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[http://www.edaq.com/ET120 ET120 C4D ヘッドステージ] をAgilent CE カートリッジに取り付けるのは簡単です。C4Dヘッドステージ側面のチャネル（流路）にキャピラリーを通し、所定の位置に固定します。
  
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You should ensure that the C4D headstage and its flat grey cable are at least 1 cm away from the capillary as it loops inside the cartridge. This is to prevent the high voltage inside the capillary from shorting through the headstage and its cable, which are both electrically grounded.
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ただしC4D ヘッドステージとフラットケーブルはキャピラリーチューブから1cm以上離します。これはアースしたヘッドステージやケーブルから短絡することで生ずる高電圧による影響をキャピラリーに与えない為です。
  
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You should also ensure that the C4D hardware unit is connected to an electrical socket which is grounded. Connect the C4D hardware directly to the electrical socket in the wall, not using an electrical power board.
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同時にC4D 検出器がアースされているのを確認してください。検出器の電源は電源タップからでは無く、必ず壁内に設置したコンセントから直につないでください。
  
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== Citations ==
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== '''引用''' ==
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* The eDAQ C4D was used with the Agilent CE for the analysis inorganic ions in drinking water. [http://dx.doi.org/10.1080/10826076.2013.825862 DOI: 10.1080/10826076.2013.825862]
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* eDAQ C4Dは Agilent CE の検出器として、飲用水の無機イオンの分析に使われています。[http://dx.doi.org/10.1080/10826076.2013.825862 DOI: 10.1080/10826076.2013.825862]
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** The C4D detected both anions and cations in a single injection. This was done by injecting the sample at both ends of the capillary and placing the C4D headstage at an appropriate position along the capillary.
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** C4D ではアニオンとカチオンが同時に検出できます。この場合はキャピラリーの両端からサンプルをインジェクションし、キャピラリーの流路が適切なポジションになるようにC4D ヘッドステージを調整します。
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** It was noted that C4D detection is an alternative and more flexible method of detection compared to the standard optical detection. The effective separation length can easily be adjusted by simply sliding the C4D headstage along the capillary, significantly facilitating the method development and the obtained separation efficiency.
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** C4D 検出法は従来の光学系の検出法に比べて大変フレキシブルで、光学測定の欠点を補う新しい測定法です。C4D ヘッドステージに通すキャピラリーチューブのポジションによって分離幅が調整できますので、最適な分離効果が得られる条件に設定できます。
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** The estimated limits of detection (0.07 – 2 ppm) and defined limits of quantification (0.3 – 7 ppm) were comparable or better than those described for indirect UV detection, allowing much broader linear ranges (up to 120 ppm) for most of the studied ions.
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** 想定される検出限界(0.07 – 2 ppm) と定量限界(0.3 – 7 ppm) は間接UV検出法に比べても同等以上で、多くの測定イオンで幅広い直線性 (～ 120 ppm) を示します。
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* The Agilent CE was coupled with the eDAQ C4D for the simultaneous determination of atenolol and amiloride in pharmaceutical preparations. Good analytical performance with regards to linearity, reproducibility, and accuracy was achieved using the CE-C4D method. [http://dx.doi.org/10.1002/bmc.1390 DOI: 10.1002/bmc.1390]
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* 医薬品の調剤におけるアテノロールやアミロイドの分析には Agilent CE の検出器としてeDAQ C4D を用いて測定されています。直線性、再現性、精度に優れたCE-C4D 測定法が、この分野の分析機能を向上させます。[http://dx.doi.org/10.1002/bmc.1390 DOI: 10.1002/bmc.1390]
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* The determination of cis/trans isomers ofoctadec-9-enoic acid and other long chain fatty acids was performed using the Agilent CE with eDAQ C4D. The method was applied to the determination of fatty acids in margarine samples. The proposed method offers distinct advantages over the GC and HPLC methods, especially in terms of simplicity (without derivatization) and sensitivity. [http://dx.doi.org/10.1016/j.chroma.2013.03.014 DOI: 10.1016/j.chroma.2013.03.014]
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* オクタデック-9-エン酸のシス/トランス異性体や長鎖脂肪酸の分析がAgilent CE と eDAQ C4D を使って行われています。 この方法はマーガリンの脂肪酸を測定するのに利用されています。この方法はGC や HPLC 法に比べ優れた利点が指摘され、特に測定がシンプル(誘導体化の必要がない) で高感度であるとの報告があります。 [http://dx.doi.org/10.1016/j.chroma.2013.03.014 DOI: 10.1016/j.chroma.2013.03.014]

Latest revision as of 11:14, 20 February 2014

eDAQ C4D システムを Agilent 1600 CE　に接続する　

このアプリケーションノートでは、Agilent 1600 CE にeDAQ C4D システムを接続する方法を紹介します。

はじめに

eDAQ C4D システムはAgilent 1600 CE装置に接続することができます。

C4D ハードウェアユニットをAgilent検出器に接続する

Agilent 検出器でアナログ出力を持っている機種があります。これにC4D ハードウェアを接続すれば、C4D 及びAgilent検出器からのシグナルを eDAQの PowerChrom ソフトウェア でディスプレイすることができます。

ChemStationでC4Dシグナルを記録する　

Agilent社のChemStation ソフトウェアを使ってC4Dシグナルを記録する場合は、 ER815 C4D 検出器 のアナログ出力を使います。Agilentの1600 CE にはアナログ入力が無いので、 C4Dのような他の検出器と接続する場合は Agilent 35900E データ収録インターフェースが必要です。

Agilent CEカートリッジに取り付けたC4Dヘッドステージ、円形で銀のUV 検出器のセルも確認できます。

Agilent CEカートリッジにC4Dヘッドステージを取り付ける

ET120 C4D ヘッドステージ をAgilent CE カートリッジに取り付けるのは簡単です。C4Dヘッドステージ側面のチャネル（流路）にキャピラリーを通し、所定の位置に固定します。

ただしC4D ヘッドステージとフラットケーブルはキャピラリーチューブから1cm以上離します。これはアースしたヘッドステージやケーブルから短絡することで生ずる高電圧による影響をキャピラリーに与えない為です。

同時にC4D 検出器がアースされているのを確認してください。検出器の電源は電源タップからでは無く、必ず壁内に設置したコンセントから直につないでください。

引用

  • eDAQ C4Dは Agilent CE の検出器として、飲用水の無機イオンの分析に使われています。DOI: 10.1080/10826076.2013.825862
    • C4D ではアニオンとカチオンが同時に検出できます。この場合はキャピラリーの両端からサンプルをインジェクションし、キャピラリーの流路が適切なポジションになるようにC4D ヘッドステージを調整します。
    • C4D 検出法は従来の光学系の検出法に比べて大変フレキシブルで、光学測定の欠点を補う新しい測定法です。C4D ヘッドステージに通すキャピラリーチューブのポジションによって分離幅が調整できますので、最適な分離効果が得られる条件に設定できます。
    • 想定される検出限界(0.07 – 2 ppm) と定量限界(0.3 – 7 ppm) は間接UV検出法に比べても同等以上で、多くの測定イオンで幅広い直線性 (～ 120 ppm) を示します。
  • 医薬品の調剤におけるアテノロールやアミロイドの分析には Agilent CE の検出器としてeDAQ C4D を用いて測定されています。直線性、再現性、精度に優れたCE-C4D 測定法が、この分野の分析機能を向上させます。DOI: 10.1002/bmc.1390
  • オクタデック-9-エン酸のシス/トランス異性体や長鎖脂肪酸の分析がAgilent CE と eDAQ C4D を使って行われています。 この方法はマーガリンの脂肪酸を測定するのに利用されています。この方法はGC や HPLC 法に比べ優れた利点が指摘され、特に測定がシンプル(誘導体化の必要がない) で高感度であるとの報告があります。 DOI: 10.1016/j.chroma.2013.03.014
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