Agilent 7100 CEシステム

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eDAQ C4D を Agilent 7100 CE 装置に据え付ける
Agilent カートリッジにC4D ヘッドステージを取り付ける。円形のUV 検出器用セルも確認できます。

このアプリケーションノートでは、Agilent 7100 CE にeDAQ C4D システムを接続する方法を紹介します。

必要な装置

ソフトウェアの選択

eDAQ PowerChrom 、またはAgilent ChemStation ソフトウェアを使って、 C4D 及び UV-可視検出器の両データをリアルタイムで表示し記録できます。以下から選択:

  • ER225 C4D データシステムとPowerChrom ソフトウェアを使用。Agilent 検出器のアナログ出力を ER225 のアナログ入力に接続する。PowerChrom ソフトウェアで両検出器のデータを記録する。
  • ER815 C4D 検出器と Agilent ChemStation ソフトウェアを使用。ER815のアナログ出力を Agilent CE に接続。ChemStation ソフトウェアで両検出器のデータを記録する。

Agilent カートリッジにC4D ヘッドステージを取り付ける

C4D ヘッドステージを Agilent CE のカートリッジの中に取り付けるのは簡単です。C4D ヘッドステージの側面にあるチャネルにキャピラリーチューブを通し所定の位置に固定します。 ただしC4D ヘッドステージとフラットケーブルはキャピラリーチューブから1cm以上離します。これはアースしたヘッドステージやケーブルから短絡することで生ずる高電圧による影響をキャピラリーに与えない為です。

同時にC4D 検出器がアースされているのを確認してください。検出器の電源は電源タップからでは無く、必ず壁内に設置したコンセントから直に電源をとります。


引用

  • eDAQ C4Dは Agilent CE の検出器として、飲用水の無機イオンの分析に使われています。 DOI: 10.1080/10826076.2013.825862
    • C4D ではアニオンとカチオンが同時に検出できます。この場合はキャピラリーの両端からサンプルをインジェクションし、キャピラリーの流路が適切なポジションになるようにC4D ヘッドステージを調整します。
    • C4D 検出法は従来の光学系の検出法に比べて大変フレキシブルで、光学測定の欠点を補う新しい測定法です。C4D ヘッドステージに通すキャピラリーチューブのポジションによって分離幅が調整できますので、最適な分離効果が得られる条件に設定できます。
    • 想定される検出限界(0.07 – 2 ppm) と定量限界(0.3 – 7 ppm) は間接UV検出法に比べても同等以上で、多くの測定イオンで幅広い直線性 (~ 120 ppm) を示します。
  • 医薬品の調剤におけるアテノロールやアミロイドの分析には Agilent CE の検出器としてeDAQ C4D を用いて測定されています。直線性、再現性、精度に優れたCE-C4D 測定法が、この分野の分析機能を向上させます。 DOI: 10.1002/bmc.1390
  • オクタデック-9-エン酸のシス/トランス異性体や長鎖脂肪酸の分析がAgilent CE と eDAQ C4D を使って行われています。 この方法はマーガリンの脂肪酸を測定するのに利用されています。この方法はGC や HPLC 法に比べ優れた利点が指摘され、特に測定がシンプル(誘導体化の必要がない) で高感度であるとの報告があります。 DOI: 10.1016/j.chroma.2013.03.014