Difference between revisions of "C4Dヘッドステージ"

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''この例では、C4D (容量結合型非接触電導度検出器) ヘッドステージは外径 150 μm のキャピラリーチューブ用で三種類のカチオンを検出しています。''
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''外径 150 μm のキャピラリー用 C4D (容量結合型非接触電導度検出器) ヘッドステージを使って、三種類のカチオンを検出します。''
  
 
== '''はじめに''' ==
 
== '''はじめに''' ==
eDAQ では外径 150 μm のキャピラリーチューブ用の C4D ヘッドステージを開発しました。ここではこのヘッドステージを使って、バックグランド電解液(BGE)として MES/His に溶かしたカリウム、ナトリウム、塩化リチウムの分析例を紹介します。
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eDAQ では外径 150 μm のキャピラリーチューブ用の C4D ヘッドステージを開発しました。
このヘッドステ^ジは eDAQ の各 C4D ハードウェアに対応します。
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検出限界は 3 µM でした。
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このヘッドステージを使って、バックグランド電解液(BGE) MES/His に溶かしたカリウム、ナトリウム、塩化リチウムを分析します。
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このヘッドステージは eDAQ の各 C4D ハードウェアに対応します。
  
== '''測定方法''' ==
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ここでの検出限界は 3 µM です。
* Capillary from Polymicro Technologies, 150 µm OD, 76 µm ID, 60 cm long.
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* Sample: 200 µM Na, K, Li (as chloride salts) dissolved in water and BGE
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== '''測定条件''' ==
* BGE: 20 mM of 2-(N-morpholino)ethanesulfonic acid and L-histidine
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* Polymicro Technologies 社のキャピラリー、 150 µm OD, 76 µm ID, 長さ 60 cm
* The new capillary was prepared by flushing with 0.1 M HCl, water, 0.1 M NaOH, water, then BGE, for 5 minutes each
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* サンプル: 200 µM Na, K, Li (塩化物塩として) を水と BGE に溶解
* Instrument: built in-house at University of Basel
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* BGE: 20 mM 2- (N-モルホリノ) エタンスルフォン酸及び L-ヒスチジン
* Injection: 10 s siphoning at 10 cm height
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* 未使用のキャピラリーを、塩酸、水、0.1 M 水酸化ナトリウム、水、最後に BGE にそれぞれ5分間流して調合
* Separation voltage: 25 kV (10 μA current)
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* 設置場所: Basel大学の実験室に設置
* C4D settings: 700 kHz, 100 V, gain ON
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* インジェクション: 10 cm の高さから10秒間サイフォン原理でインジェクション
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* 分画電圧: 25 kV ( 電流 10 μA )
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* C4D の設定: 700 kHz、100 V、ゲイン ON
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== '''必要な eDAQ の装置''' ==
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* C4D ハードウェアユニット、次から選択:
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** [Http://www.edaq.com/ER225 ER225 C4D データシステム]、または
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** [http://www.edaq.com/ER815 ER815 C4D 検出器] 及び市販のデータ収録システム
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* [Http://www.edaq.com/ET120 ET120/150 C4D ヘッドステージ (150 μm)]

Latest revision as of 17:36, 20 February 2014

eDAQ 150 μm キャピラリー用 C4D ヘッドステージ
三種類の陽イオン

外径 150 μm のキャピラリー用 C4D (容量結合型非接触電導度検出器) ヘッドステージを使って、三種類のカチオンを検出します。

はじめに

eDAQ では外径 150 μm のキャピラリーチューブ用の C4D ヘッドステージを開発しました。

このヘッドステージを使って、バックグランド電解液(BGE) MES/His に溶かしたカリウム、ナトリウム、塩化リチウムを分析します。 このヘッドステージは eDAQ の各 C4D ハードウェアに対応します。

ここでの検出限界は 3 µM です。

測定条件

  • Polymicro Technologies 社のキャピラリー、 150 µm OD, 76 µm ID, 長さ 60 cm
  • サンプル: 200 µM の Na, K, Li (塩化物塩として) を水と BGE に溶解
  • BGE: 20 mM の 2- (N-モルホリノ) エタンスルフォン酸及び L-ヒスチジン
  • 未使用のキャピラリーを、塩酸、水、0.1 M 水酸化ナトリウム、水、最後に BGE にそれぞれ5分間流して調合
  • 設置場所: Basel大学の実験室に設置
  • インジェクション: 10 cm の高さから10秒間サイフォン原理でインジェクション
  • 分画電圧: 25 kV ( 電流 10 μA )
  • C4D の設定: 700 kHz、100 V、ゲイン ON

必要な eDAQ の装置