Difference between revisions of "ET125ヘッドステージを用いたC4Dイオンクロマトグラフィー"

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eDAQ [http://www.edaq.com/ET125 ET125 C4D チューブヘッドステージ] は、イオンクロマトグラフィー(IC)や高速液体
 
eDAQ [http://www.edaq.com/ET125 ET125 C4D チューブヘッドステージ] は、イオンクロマトグラフィー(IC)や高速液体
 
クロマトグラフィー(HPLC)の非接触式電導度検出器用に開発されました。このヘッドステージは IC や HPLC の
 
クロマトグラフィー(HPLC)の非接触式電導度検出器用に開発されました。このヘッドステージは IC や HPLC の
標準外径の 1/16インチ(1.6 ㎜)、または外径1/8 インチ (3.2 ㎜)のチューブを直接差し込み分離物質の電導度分析をすることができます。
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配管チューブで外径 1/16インチ(1.6 ㎜)、または1/8 インチ (3.2 ㎜)が直接差し込むことができ、分離物質を電導度で分析します。
  
 
図 1 のように、検出器のヘッドステージはできるだけ分離
 
図 1 のように、検出器のヘッドステージはできるだけ分離

Revision as of 20:05, 27 February 2014

図 1.カラム近傍の 1/16インチのチューブに ET125 ヘッドステージを接続
図 2. 1mM の陰イオンのクロマトグラム

DAQ C4D システムをイオンクロマトグラフィー/HPLC の 1/16" 径チューブにつなぎ、6種類の陰イオンを 分析します

はじめに

eDAQ ET125 C4D チューブヘッドステージ は、イオンクロマトグラフィー(IC)や高速液体 クロマトグラフィー(HPLC)の非接触式電導度検出器用に開発されました。このヘッドステージは IC や HPLC の 配管チューブで外径 1/16インチ(1.6 ㎜)、または1/8 インチ (3.2 ㎜)が直接差し込むことができ、分離物質を電導度で分析します。

図 1 のように、検出器のヘッドステージはできるだけ分離 カラムの出口近くに取り付けます。デッドボリュームを少なくすれば、 ピークの幅も広がらず良好なクロマトグラムが得られます。

この分析例では、1 mM のfluoride、chloride、nitrate、  bromide、pyruvate 及び nitrateを測定しています: 図 2 はそのクロマトグラムです。

分析方法は以以下に記載する文献*の方法に準じていますが、検出器は非接 触型(文献では対照的な接触型)を使っています: ”Separation of anions by ion-interaction chromatography with a novel cationic/zwitterionic eluent”; Zhu Yan, Ling Yanyan, James S. Fritz, Paul R. Haddad; Journal of Chromatography A, 1020 (2003) 259–264

使用装置

測定条件

  • サンプル: 1 mM の fluoride, chloride, nitrate, bromide, pyruvate、及び nitrate の水溶液.
  • バッファーr: 98.75% 蒸留水, 1.25% メタノール, 2.5mM 水酸化テトラブチルアンモニウム(TBAOH) 、及び 5mM 3-(N-モルホリノ)-スルホン酸プロパン (MOPS).
  • 分離カラム: Macherey-Nagel, Nucleosil 120.5 C18, part 720041.46.
  • C4D の設定
    • 周波数 = 800 kHz
    • アンプリチュード = 80 A
    • ヘッドステージゲイン OFF.
  • データの記録
    • ローパスフィルター = 10 Hz
    • レンジ = 20 mV
    • サンプリング速度 = 1000 データポイント/秒